新百合ヶ丘で白髪染めの美容院を探すと、「低刺激」「髪にやさしい」「頭皮ケア」という言葉がどのお店にも並んでいて、違いが分かりにくいと思います。
この記事は、そんな方が予約する前に見ておくところを、5つの基準にまとめたものです。書いているのは、白髪染めとヘッドスパを専門にしている美容師の私です。私自身も頭皮が弱く、染めたあとに襟足がかゆくなる側の人間です。
当店の話も出てきますが、他のお店を選ぶときにも使える形で書きました。比べるための物差しとして使ってください。
先に結論:見るのは薬剤の名前ではなく、塗ってから帰るまでの流れです
白髪染めがつらくなるのは、施術の最中よりも、染め終わってからのことが多いです。その日の夜、あるいは翌日になってから、頭皮がかゆくなったり、ひりひりしたりします。
だから店選びでも、見るべきなのは「何を使うか」より「どう使い、どう流し、その後どう過ごさせるか」です。次の5つを順番に見ていけば、メニュー表の言葉が似ていても、お店の考え方の違いが見えてきます。
- 薬剤の混ぜ方と、置く時間
- 塗り方と、使う道具
- 流し方
- 担当者と、時間の取り方
- 染めた日の過ごし方を教えてくれるか
料金や場所も大切な基準ですが、この記事では金額には触れません。料金はクーポンやメニューの改定で変わるので、予約サイトで最新のものをご確認ください。
薬剤の名前だけでは、選べない理由
低刺激をうたう薬剤は増えました。同じ薬剤を使うお店も多く、名前を並べて比べても、違いは見つけにくいと思います。
差が出るのは、その薬剤をどう扱うかです。混ぜ方が足りなければ薬剤にむらができますし、置く時間が長ければ、そのぶん頭皮が薬剤に触れている時間も延びます。同じ薬剤でも、頭皮への当たり方は変わります。
当店の薬剤は、低刺激で発色のいいものを選んでいます。選ぶときは、経験を元にプロの目で薬品をチェックしています。ただ、それだけで痛くならないとは考えていません。薬剤選びは、スタート地点にすぎないからです。
基準1:薬剤の混ぜ方と、置く時間
白髪染めの多くには、ジアミンと呼ばれる染料が使われています。当店の薬剤にも含まれています。だからこそ、当店は混ぜる工程を軽く扱いません。
- カラー剤を刺激が収まるまでしっかり混ぜる
- 薬剤は低刺激のもので発色がいいもの
- 置く時間は徹底
混ぜ方で抑えられるのは、薬剤が頭皮に触れたときの刺激です。アレルギー体質かどうかを見分けるものではありません。この2つは別の話なので、混同しないでください。
置く時間も同じです。置くほど染まる、と思われがちですが、長くなったぶん、頭皮が薬剤に触れる時間も延びます。当店は、髪の状態から必要な時間を決めて、そこから前後させません。「念のため長めに」は、しないようにしています。
「低刺激」という言葉は、何と比べて低刺激なのかが、お店によって違います。薬剤そのものの話なのか、施術全体の話なのかで、意味が変わるからです。言葉だけで安心せず、どの工程で刺激を抑えているのかまで見てみてください。
この基準は、お店の人にそのまま聞けます。「薬剤はどのくらい混ぜますか」「放置時間は、髪の状態で変えますか」。答えがすぐに返ってくるお店は、この工程を意識している可能性が高いです。
基準2:塗り方と、使う道具
根元の白髪まで染めるには、頭皮の近くまで塗る必要があります。そのため、ハケの先は頭皮に触れやすくなります。
塗ったあとに、櫛を通して全体をなじませる方法もあります。ただ、頭皮に傷がつくと、そこに薬剤が触れてしみやすくなります。小さな傷は、ご自分では気づかないこともあります。
- カラー剤を塗った後にコーミングをしないので、頭皮やキューティクルを傷つけない
- ハケは業界で一番柔らかいものを使用
道具の話は、メニュー表には書かれないことが多いです。気になる方は、予約の前に「ハケやコームはどんなものを使っていますか」と尋ねてみてください。
二度塗りや、リタッチを重ねたときの頭皮の話は、二度塗りがつらい方へ書いた記事にまとめています。
基準3:流し方(いちばん差が出るところ)
店選びで一番見てほしいのは、ここです。カラー剤は、お湯で流しただけでは、頭皮から落としきれません。毛穴のまわりや根元にわずかに残ったぶんが、夜から翌日にかけてのかゆみやひりつきにつながります。
染めている間は、どのお店も丁寧です。違いが出るのは、その先です。当店は、染めた直後に、頭皮を洗う工程を独立させています。
- 流しはすみずみまで完全に流しきる
- 頭皮がかゆくならないアミノ酸シャンプーを使用
- 頭皮用トリートメントを贅沢に使用し、ヘッドスパマッサージ
流しは二段構えです。まず、ぬるめのお湯で薬剤を流します。そのあと、専用のシャンプー台に移り、毛穴から揉みだすようにして頭皮を洗い上げます。顔まわり、生え際、襟足、耳の後ろは薬剤が残りやすい場所なので、特に長く時間を取ります。
私が襟足の流しにこだわるのは、自分がそこでかゆくなってきたからです。襟足は鏡に映らず、残っているかどうかを自分で確認できません。襟足のことは襟足と耳の後ろだけかゆい方へ書いた記事に詳しく書きました。
お店に聞くときは、「染めたあと、頭皮を洗う工程は別にありますか」が一番はっきりします。「シャンプーで流します」という答えだけなら、髪を流す工程と頭皮を洗う工程が、同じものとして扱われている可能性があります。
施術の9つの工程を、順番に詳しく知りたい方は、白髪染めがしみる・かゆい原因と対策をまとめた記事をご覧ください。
基準4:担当者と、時間の取り方
染めたあとの流しを丁寧にすると、そのぶん時間がかかります。当店では、お一人につき30〜40分ほど長くなります。
長くなれば、1日に施術できる人数は減ります。席数の多いお店では、この形は成り立ちにくいはずです。当店で続けられるのは、マンツーマンで、受ける人数を絞っているからです。価格の安さで選ばれることは、目指していません。
担当者についても、確認しておいてください。途中で担当が替わると、最初に塗った場所が次の人に伝わりにくくなります。当店は、最初から最後まで同じ私が担当します。塗った場所を覚えているので、流しの段階で、残りやすいところを狙えます。
逆に、所要時間がとても短いお店は、それが悪いという話ではありません。ただ、時間を短くする方法は、工程を減らすか、担当を分けるかのどちらかになりやすいので、「どこを短くしているのか」を聞いてみる価値はあります。
なお、当店は生田駅から徒歩6分の場所にあり、新百合ヶ丘からは小田急線で3駅です。通いやすさは、担当者と時間の取り方と同じくらい、続けられるかどうかに響きます。
基準5:染めた日の過ごし方を、教えてくれるか
施術が終わったあとの案内があるかどうかも、お店の姿勢が出るところです。染めて終わりのお店と、帰ってからのことまで考えているお店では、その日の夜の過ごしやすさが違います。
当店では、染めた当日に帰ってから頭を洗う場合は、ぬるま湯で洗うようにご案内しています。そして、洗ったあとは、完全に乾かしてください。
この案内は、どのお店にも当てはまるわけではありません。薬剤や施術の内容で変わるからです。だからこそ、「今日、帰ってから気をつけることはありますか」と、その場で聞いてみてください。的確な答えが返ってくれば、安心して通えます。
染めた翌日にかゆくなってしまう方は、白髪染めの翌日に頭皮がかゆい方へ書いた記事も参考にしてください。
染めたあとに、ヘッドスパを入れる意味
白髪染めとヘッドスパを別の日に受ける方は多いです。けれど、頭皮を洗いたいタイミングは、染め終えた直後にあります。
ヘッドスパを別の日に受けても、染めた日の頭皮は、そのままになります。当店では、染めたあとの流しとヘッドスパマッサージを、1つの施術としてつないでいます。ここで言っているのは染め方ではなく、染めたあとの扱い方です。
どちらの順番が合うかは、頭皮の状態や、その日の予定でも変わります。気になる方は、施術の前にお伝えください。
予約サイトの口コミと写真で、見ておくところ
予約サイトの口コミや写真は、仕上がりの色を見るために使う方が多いと思います。頭皮のことで選ぶなら、次のところも見てください。
- 染めた日や翌日の頭皮について、書いている口コミがあるか
- 「しみた」「かゆかった」という口コミに、お店が返信しているか
- メニューの説明に、染めたあとの工程が書かれているか
色の写真がきれいなことと、頭皮への配慮は、別々の話です。どちらも見て、自分が困っていることに合うお店を選んでください。
ここまでの内容は、当店の紹介として書いた痛くない白髪染めの美容室を探している方へとあわせて読むと、当店のやり方がもう少し具体的に分かります。
予約の前に、聞いてみてほしい5つの質問
電話でも、予約サイトのメッセージでも、この5つが聞ければ、お店の考え方が分かります。
- 薬剤はどのくらい混ぜて、放置時間はどう決めていますか
- ハケやコームなど、道具で頭皮に触れないよう気をつけていることはありますか
- 染めたあと、頭皮を洗う工程は別にありますか
- 最初から最後まで、同じ人が担当してくれますか
- 染めた日、帰ってから気をつけることはありますか
答えの上手さではなく、具体的に答えてくれるかどうかを見てください。「低刺激なので大丈夫です」だけで終わるお店より、「こうしています」と工程を話してくれるお店の方が、頭皮への向き合い方が見えます。
白髪染めは、一度きりではなく、通い続けるものです。通いやすい場所かどうかも、基準の一つに入れてください。
こんな方におすすめです
ここまでの基準に、心当たりがある方には、特に読んでいただきたいと思っています。
- 染めたあとの頭皮まで、時間をかけて見てもらいたい方
- 薬剤の混ぜ方や道具まで、具体的に答えてくれるお店を探している方
- 安さより、染めたあとの過ごしやすさを優先したい方
頭皮に強い赤み、傷、湿疹があるときや、かゆみが何日も続いているときは、染める前に、まず皮膚科を受診してください。頭皮が赤いときに染めてよいか迷う方は、頭皮が赤いまま染めていいのか迷う方へ書いた記事も読んでください。
よくある質問
Q. ジアミンを含む薬剤ですか?
含まれています。低刺激で発色のいい薬剤を選び、刺激が収まるまでしっかり混ぜて使っています。気になることがあれば、来店前にお伝えください。
Q. 染めた日は、いつ頭を洗っていいですか?
帰ってから洗う場合は、ぬるま湯で洗い、洗ったあとは完全に乾かしてください。当店ではこのようにご案内しています。
Q. 「痛くない白髪染め」は、本当に痛くならないのですか?
痛みやしみ方には、個人差があります。私自身、頭皮が弱く、しみた日の記憶が残る方です。だからこそ、混ぜ方、置く時間、流し方で、できることを一つずつ積んでいます。
Q. 頭皮が弱くても、染められますか?
頭皮の状態によります。赤みや傷があるときは、まず皮膚科をおすすめします。そうでなければ、しみやすい場所や、以前つらかったことを伝えていただければ、そこを意識して施術します。
Q. 染めたあと、そのまま外出できますか?
仕上げまで当店で行うので、そのままお帰りいただけます。染めた日の夜のことまで考えたい方のためのクーポンも、ご用意しています。
Q. 時間が延びるのは、なぜですか?
染めたあとに頭皮を洗う工程を、独立して入れているからです。お一人につき30〜40分ほど長くなります。
新百合ヶ丘で、染めたあとの頭皮まで考えて白髪染めをしたい方には、こちらのクーポンをご用意しています。
【頭皮かゆくならずそのまま外出可】低刺激白髪染めカラースパ


