「白髪染めをすると、頭皮が赤くなる」
「染めたあと、鏡を見たら地肌が赤くなっていて驚いた」
白髪染めのあとに頭皮が赤くなる経験をしたことがある方は、意外と多いです。この記事では、頭皮が赤くなる原因と、当店の考え方をまとめました。
結論からお伝えします。頭皮が赤くなる原因の1つは、市販の白髪染めに含まれる、頭皮に直接色を付ける成分です。美容室で使うカラー剤には、そうした余計なものは入っていません。
なぜ頭皮が赤くなるのか
市販品と美容室のカラー剤は、そもそも成分が違います。
頭皮が赤くなるのは、市販の白髪染めには、染毛剤とは別に、頭皮に直接色を付ける薬品が入っていることがあるからです。美容室で使うカラー剤には、そうした余計なものは入っていません。
頭皮に直接色を付ける成分は、髪を染めるためというより、地肌の白髪を目立たなくするために入っていることが多いといわれています。ただ、その分、頭皮への刺激も増えやすくなります。染まりやすさを優先した結果、頭皮への当たりが強くなってしまう、という関係です。
頭皮の厚みは、部位によってかなり差があります。特に生え際・襟足・分け目の周辺は皮膚が薄く、同じ薬剤を使っても、他の部分より敏感に反応しやすい場所だといわれています。頭皮が弱い私にとっても、この違いは他人事ではありません。
当店で、大事にしていること
頭皮に余計なものを付けない、という考え方です。
カラー剤を刺激が収まるまでしっかり混ぜる、頭皮を傷つけないやわらかいハケを使うなど、頭皮への負担を減らす工程を徹底しています。
- 流しはすみずみまで完全に流しきる
- 頭皮がかゆくならないアミノ酸シャンプーを使用
染めたあとは、頭皮専用のシャンプー台に移り、毛穴の奥から揉み出す感覚で洗って、頭皮に薬剤を残さないようにしています。染めて終わりではなく、流しきるところまでを1つの施術と考えています。一人あたりの時間は長くなりますが、お一人ずつ時間をかけてお受けしているからこそ、この時間を確保できています。
薬剤を選ぶときは、経験を元にプロの目で薬品をチェックしています。
赤みが出たときに気をつけたいこと
当日中に、様子を伝えてください。
施術中や施術後に赤みを感じたら、我慢せずその場で伝えてください。強さや薬剤の当たり方は、その場で調整できます。
- 掻かずに、様子を見る
- 熱いお湯を避け、ぬるめで洗う
- 赤みが長引くときは、次回来店時に必ず伝える
一時的な赤みであれば、数時間から1日ほどで落ち着くことが多いです。ただし、強い赤みや腫れ、湿疹が出ている場合は、美容室で様子を見るのではなく、皮膚科への相談を優先してください。過去に赤みが出たことがある方は、次回の来店時にその経験を教えていただくと、薬剤や工程を見直す材料になります。
当日の流れ
頭皮を見るところから、当日は始まります。
順を追って読んでいただければ、何をされるか不安なく来店いただけると思います。
- これまでの赤みの経験を伺います:どの場所が、いつ赤くなったかを教えてください。伺った内容は、当日の薬剤選びに活かします。
- 薬剤を、時間をかけて混ぜ合わせます:ムラなく混ざりきるまで手を止めません。混ざりが甘いと、成分の濃い部分が頭皮に触れやすくなります。
- 頭皮に触れにくい塗り方を選びます:根元ぎりぎりを狙いすぎず、必要な範囲だけに塗っていきます。
- 置く時間は、決めた通りに終えます:長引かせるほど染まるわけではないので、髪の状態から決めた時間で区切ります。
- まずはお湯だけで、しっかり流します:薬剤の大部分は、この段階でお湯に流します。
- 仕上げは、頭皮専用の台に移ります:毛穴の奥まで意識しながら洗い上げ、頭皮に何も残らない状態を目指します。
- 最後に、状態を一緒に見ます:赤みや違和感が残っていないか、鏡でご確認いただいてからお帰りいただきます。
頭皮に薬剤を残さないこと。これが、赤みへの対策のなかで、一番大事だと考えています。
こんな方におすすめです
頭皮への負担を抑えたい方へ。
市販の白髪染めで頭皮が赤くなった経験がある方、頭皮が敏感で美容室選びに迷っている方に向いています。染めたあとの頭皮まで、時間をかけて見てほしい方に合っていると思います。今までのカラーで一度でも赤みや違和感を覚えたことがある方にも、読んでいただきたい内容です。
頭皮に赤みや傷、強い湿疹が出ているときは、皮膚科への相談を先にしてください。当店でお手伝いできるのは、あくまで頭皮の環境を整えるところまでになります。
美容室を選ぶなら、確かめてほしいこと
頭皮への負担が気になるときは、予約前に次のようなことを確かめておくと、選びやすくなると思います。
- 市販品との違いを、言葉で説明できるか:頭皮に直接色を付ける成分が入っていないかを答えられるか
- 洗う工程が、染める工程と分かれているか:流して終わりにしていないか
- 担当者が施術中に交代しないか:頭皮を最初に見た人が、最後まで見てくれるか
「頭皮に優しい薬剤を使っていますか」と一言聞くだけでも、その店の姿勢はある程度伝わってくると思います。
髪の赤みとは、別の悩みです
「白髪染め 赤くなる」には、髪の色が赤くなるパターンと、頭皮そのものが赤くなるパターンの、2つがあります。
この2つは、原因がまったく違います。髪の赤みについては白髪染めで髪が赤くなる原因の記事にまとめました。両方の違いを整理した記事は髪の赤みと頭皮の赤み、原因が違う理由の記事をご覧ください。
よくある質問
Q. 頭皮が赤くなったら、すぐ美容室に相談していいですか?
はい。次回の来店時に、いつ・どんな赤みだったかを教えてください。薬剤や塗り方を見直す材料になります。
Q. 美容室のカラー剤なら、絶対に赤くなりませんか?
頭皮の状態や体質によって感じ方は異なります。ただ、頭皮に直接色を付ける余計な成分が入っていない分、リスクは抑えられると考えています。
Q. 赤みとかゆみは、同じ原因ですか?
重なることもありますが、必ずしも同じではありません。赤みは薬剤の成分による刺激、かゆみは頭皮に残った薬剤が原因になることが多いです。かゆみについては白髪染めがしみる・かゆい原因と対策をまとめた記事もあわせてご覧ください。
Q. 敏感肌でも相談できますか?
もちろんです。事前に頭皮の状態や、過去につらかった経験を伺ってから、施術内容を丁寧に決めています。
Q. 赤みが出やすい場所はありますか?
生え際や襟足、分け目など、頭皮が薄い場所は特に刺激を感じやすいといわれています。
Q. 一度赤みが出ると、次回も出やすいですか?
必ずしもそうとは限りません。前回の状況を伺ったうえで、薬剤や工程を見直すことで変わることもあります。
頭皮の赤みは、体質だけの問題ではないかもしれません。使っている薬剤や工程によって、変えられる部分があります。
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