「白髪染めで赤くなる」と検索してみると、髪の色の話なのか、頭皮の話なのか、分かりにくいと感じたことはないでしょうか。
実はこの2つ、原因がまったく違います。この記事では、2つの原因、全然理由が違うんです、というところを整理して、それぞれの対策まで案内します。
結論からお伝えします。髪が赤くなるのは、染料に含まれる赤色の配合が原因です。頭皮が赤くなるのは、頭皮に直接色を付ける成分や、薬剤の刺激が原因です。原因が別なので、対策も別に考える必要があります。
「白髪染め 赤くなる」には、2つの意味がある
髪色の赤みと、頭皮の赤みは、まったく別の現象です。
1つは、染めた髪そのものが赤っぽく、オレンジっぽく見えてしまうパターン。もう1つは、頭皮の地肌が赤くなってしまうパターンです。どちらも「白髪染め 赤くなる」という同じ言葉で検索されますが、起きている場所も、原因もまったく違います。
私自身、最初にこの2つを混同して相談されたことが何度もあります。どちらの赤みで悩んでいるのかを最初に確認することが、対策の第一歩だと考えています。
言葉が同じだと、対策まで同じだと思ってしまいがちです。ですが、髪の赤みに効く対策を、頭皮の赤みに使っても、あまり意味がありません。逆もまた同じです。まず自分がどちらの悩みなのかを知ることが、遠回りをしない近道になるでしょう。せっかく対策をしても、悩みの種類が違えば効果を感じにくく、結果的に「白髪染めは赤くなるものだ」と諦めてしまう方もいます。
髪が赤くなる原因
原因は、赤色を多く含む染料です。
髪は赤色が多く入っているから、時間が経つと赤みが出やすくなります。市販のカラー剤はパワーが弱くてもしっかり染めるために、赤色を多く入れます。
色の原色はそもそも赤、緑、青の3色なんですが、カラーした2ヶ月後に日本人特有のオレンジ系の色が残ります。その赤み、オレンジが最近は評判が悪いので、Altoではお客様の髪色に合わせてアッシュ系の青やマット系の緑を足して、退色しても赤くならない綺麗な白髪染めを実践しています。
詳しい対策は髪が赤くなる原因と対策をまとめた記事にまとめています。
頭皮が赤くなる原因
原因は、頭皮に直接色を付ける成分です。
頭皮が赤くなるのは、市販の白髪染めには、染毛剤とは別に、頭皮に直接色を付ける薬品が入っていることがあるからです。美容室で使うカラー剤には、そうした余計なものは入っていません。
頭皮は部位ごとに厚みが違っていて、生え際まわりや分け目は特に敏感な部類です。薬剤の当たり方や、洗い流しの丁寧さによっても、赤みの出方は変わってきます。
詳しい対策は頭皮が赤くなる原因と対策をまとめた記事にまとめています。
なぜ、2つを混同しやすいのか
どちらも「白髪染めのあと」に気づくからです。
髪の赤みは鏡で全体を見たときに、頭皮の赤みは分け目や生え際を見たときに気づきます。どちらも「白髪染めのあとに、赤いものが目に入った」という点は同じなので、同じ悩みだと思われやすいのだと思います。
ただ、髪の赤みは数週間かけてゆっくり出てくるのに対して、頭皮の赤みは当日中に出ることがほとんどです。気づくタイミングにも、違いがあります。
どちらの悩みか分からないときは
鏡で、赤くなっている場所を確認してください。
- 髪の毛先や全体の色味が赤っぽい → 染料の配合が原因。髪の赤みの対策へ
- 分け目や生え際など、地肌そのものが赤い → 頭皮への刺激が原因。頭皮の赤みの対策へ
- 染めた直後ではなく、数週間後に赤みに気づいた → 髪の赤みの可能性が高い
- 染めたその日か翌日に赤みに気づいた → 頭皮の赤みの可能性が高い
- 両方とも気になる → まずは頭皮の赤みを優先して相談する
ご自分では判断しにくいときは、無理に決めつけず、施術の前にスタッフへ両方の状態を伝えてください。頭皮に赤みや傷、湿疹が出ているときは、皮膚科への相談を優先してください。迷ったときほど、自己判断せずに相談していただくのが近道です。
どちらの悩みにも、共通していること
薬剤選びと流し方は、どちらの対策にも関わります。
- 薬剤は低刺激のもので発色がいいもの
- 流しはすみずみまで完全に流しきる
髪の赤みは配合、頭皮の赤みは成分・流し方が主な原因ですが、この2つの工程はどちらにも共通して関わってきます。
美容室では、こう確認しています
見た目だけで判断せず、状態を見ながら伺います。
当店では、来店時に「いつから」「どこが」赤いと感じたかを伺い、そのうえで実際の髪と頭皮を見せていただきます。写真が残っていれば、それも参考にします。
- 過去に染めた薬剤の系統(できれば覚えている範囲で)
- 赤みに気づいたタイミング
- 気になっている場所(髪全体か、頭皮の一部か)
この3つが分かるだけで、原因の見当がつきやすくなります。無理に思い出そうとせず、覚えている範囲で構いません。初めてのご来店でも、この3つさえ分かれば、その場で配合や工程を調整できます。分からないことは、分からないままお伝えいただいて大丈夫です。
よくある質問
Q. 髪と頭皮、両方赤くなることはありますか?
あります。原因は別でも、同時に起きることは珍しくありません。それぞれの対策を並行して行うので、順番に整えていけます。
Q. どちらの赤みも、美容室で相談できますか?
はい。染める前に、髪色の赤みが気になるのか、頭皮の赤みが気になるのかを伺い、それぞれに合わせて薬剤や配合を調整します。
Q. 市販品を使い続けると、どちらの赤みも起きやすいですか?
可能性はあります。市販品は、しっかり染めるための赤色や、頭皮に色を付ける成分が入っていることがあるためです。
Q. 美容室を変えれば、どちらも変わりますか?
薬剤の選び方や配合、施術の工程によって変わってきます。美容室ごとに考え方が違うので、来店前に確認してみることをおすすめします。
Q. この記事はAltoでの経験をもとにしていますか?
はい。私自身がお客様と接するなかで、実際によく混同されるお悩みとして感じてきた内容です。同じ「赤くなる」という相談でも、詳しく伺うと原因が違うことに何度も気づかされてきました。
Q. 相談するときは、どちらの悩みか先に伝えたほうがいいですか?
伝えていただけると話が早いですが、分からなければ「赤くなるのが気になる」とだけ伝えていただいても大丈夫です。当日、鏡で一緒に確認します。
Q. 2つの記事、どちらから読むのがおすすめですか?
今、実際に気になっている方の記事から読んでいただくのが早いです。まだどちらか分からない方は、この記事の「見分け方」を先に確認してみてください。両方が少しずつ気になる、という方は、両方の記事に目を通しておくと、来店時の相談がスムーズになります。読んでから来店される方は、当日の会話もスムーズに進むことが多いです。
「赤くなる」という同じ言葉でも、中身は別の悩みです。ご自分がどちらに近いかを知るだけで、相談がしやすくなるでしょう。原因が分かれば、対策も自然と絞られてきます。焦らず、1つずつ整理していきましょう。
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